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コテの基本「詰めて、コテ」。高鍋、内村、畠中選手等の動画を参考に理論をまとめる

前にメンの基本を紹介したので、今回はコテの基本を紹介します。

メンの基本のほうが優先順位は高いので、読んでない人は先にこちら↓を読んでくださいね。

 

kendo.hatenablog.com

 

まず、こちらの動画をご覧ください。で、見るときにメンとの違いを考えながら。メンが決まる時とコテが決まるとき、状況にどのような違いがあるのか。

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宮崎正裕選手の動画もご覧ください。

www.youtube.com

 

 

メンとコテ、決まる時の状況の違い、考えてみて下さい。

 

答えは、、、

 

 

◎近間から打っていること。

◎相手の手元が必ず上がっていること。

 

この2点です。

 

言ってみれば当たり前かもしれませんが、当たり前のことほど深い意味を持っていたりします。

近間・手元が上がるという状況。相手の心理状態は?

 

そう、単純に「危ねっ」と感じているんです。そういう時にコテが決まります。

メンとは違いますね。メンはどちらかと言えば相手が油断している時。「来ないだろう」と相手が思っている時。

 

なので、必然的に小手を打つ前のプロセスというのは、メンとは全く別物になります。間合いを詰める、相手の手元を上げさせる、竹刀を払う、ちょっと高度なテクニックであれば、相手が間合いを詰めてくるのを待つ、といった過程を必要とします。

 

その中でも基本中の基本は、「間合いを詰めて、打つ」です。

上の動画で言えば、高鍋選手、内村選手、畠中選手等のコテです。

 

スッと詰めて、パコッと打つ。

ポイントは白々しくないこと。大幅に間合いを詰めたらコテを狙っているのがバレてしまいます。「上を打つぞ」というのを相手に感じさせないと意味がありません。「スッ・コテ!」これぐらいがちょうどいいです。

 

この、「詰めてコテ」、しっかり理論が詰まっています。メンの時はタブーである「継ぎ足」をする形になります。メンの基本の解説の時に書いたんですが、継ぎ足無しの打突というのは「勢い」が出ないんです。反面、技の出だしが分かりにくい。メンの場合は「出だし」を分からなくするのが大前提です。相手が「打ってこないだろう」と思っているタイミングで打つわけですから。しかし、コテの場合は違う。コテは相手に「ヤベっ、来る」と思わせないといけないわけです。なので、基本的には間合いをパッと詰めることで相手に瞬間的なプレッシャーを与えるわけです。で、手元が上がったところにパコッとコテをお見舞いする形になります。

 

これ、技術的には簡単です。継ぎ足の形になるんで打突に冴えを出しやすいです。パワーも全くいらないです。

ポイントは上半身を完全に脱力させること、そして、スッと間合いを詰めて手首のみでパコッと打つ。コンパクトに。慣れてきたら「打つ」というより「刺す」に近い感覚になります。

それと、大事なのが、打ったあとは間合いを素早く詰めること。相手の相小手面も当たらないぐらいに。それが出来るようになったら最強じゃないですか。こっちは打って一本になる可能性はあるんだけれども、相手はない。

で、そのとき、「右足(打突)、左足、右足」の順の足さばきとなると思いますが、意識の中では「右、右、左」という意識で足を送れば詰めが早くなります。(実際はそれでも「右、左、右」になりますが、かなり高速化する)

 

 

以上でコテの基本編終わります!ハッキリ言ってメンの基本とコテの基本をしっかりマスターするだけでかなり総合力上がります。例えば今の実力が50だとしたら80までいきます。上の攻めと下の攻め、両方できるわけですからね!

では。