読むだけで強くなれる剣道ブログ

大学まで全国区だった元剣士が剣道を理論的に分析するブログ。剣道の上達法、使える技をご紹介

僕の木刀の大冒険①

「イクオくん、嫁の友達が誰か男の人紹介してって言ってるらしいから、その子紹介しようか?」

「ぜひ!ありがとうございます!」

 先輩の嫁は22歳。そして、友達の子は21歳だ(私は30代)。その日のうちにLINEのIDが送られてきて、メッセージのやり取りが始まった。私の数少ない長所の一つは、どんな年齢の女の子とでも違和感のないコミュニケーションが取れる点だ。精神年齢が低い割に政治の話なども大好きだからなのかもしれない。それより何より、私は若い子のピチピチ感も年上の妖艶さもどちらも大好きだ。要するに、女性というものが大好きなのだ。

LINEでは「好きな食べ物の話」をした笑。「自分は肉も魚も野菜も何でも食べられる」「パクチーだけは絶対に受け付けない」。しょうもないやり取りなのだが、ちょうどツボにはハマってくれたらしい。早速週末に会うことになった。

さて、皆さんは初デートといえば何をするだろうか。私は王道の映画。「映画→飲み」の王道で攻める。映画の良い点は、何より会話が盛り上がりやすいことだろう。私はおしゃべりが苦手なタイプではないのだが、映画という共通話題の保険をかけることによって、それは鉄板となる。そして、メリットのもう一つは、「飲み」の時間を遅くできるところである。映画が21時終了であれば、その後に飲むわけであるから、ちょっとおしゃべりしていたらすぐに終電の時間だ。勿論、お互いにお酒を楽しむことができていれば、「終電とか気にしないで〜」となる。

駅ナカの喫茶店前で待ち合わせをした。待っていたのはスニーカーを履いた化粧の薄い純朴そうな女の子。「ヒールを履いて、足も出して、化粧もここをこうすればもっと可愛くなるのにな」。それはそれとして、今日の夜を楽しもうと思った。僕の木刀の出番はあるのだろうか。

「建物はあっちですよ」「そこのエレベーターから・・・」。彼女の方が場所を知っていたので案内してくれた。少し距離をおいて丁寧に話す彼女に新鮮さを覚えた。最近はクラブで出会った女の子とばかり遊んでいるからかもしれない。今日は下ネタなどは封印して、紳士モードでいくことを決めた。僕の木刀を無理して使うこともないだろう。

映画は「レヴェナント」。彼女は「どの映画でもいい」ということだったので、自分が観たい作品を観ることにした。こういう場合は自分の意見を押したほうが良い。自分のワクワク感は彼女に対してマイナスには働かない。「この作品でディカプリオが念願のアカデミー賞を取った」「アメリカ開拓時代の話」「仲間に殺された息子の仇を返す」「極寒の冬の寒さと瀕死の重症を乗り越えて復讐に立ち向かう」とあらすじをちょっとだけ興奮気味に話した。

映画が終わった。とても面白い映画だったが、内容はグロすぎた笑。それでも会話のネタになるのが映画のいいところだ。「この肉があの熊の肉だったらどうする?熊の肉食べたことある?」「この刺し身もあんな感じで手づかみしたらもっとうまく感じるかもね」。酒とおいしい食事を楽しみながら、こんなしょうもない話でもちゃんと盛り上がった。彼女はどちらかと言えば「聞き上手タイプ」と思えた。私が主体で話していい。映画の話プラス、趣味の旅行の話、スポーツの話などをしていたら、あっという間に終電の時間だ。そしてうまい具合に「終電は気にしない」ということになった笑。

つづく