読むだけで強くなれる剣道ブログ

大学まで全国区だった元剣士が剣道を理論的に分析するブログ。剣道の上達法、使える技をご紹介

一日で強くなる

「剣道は一日で強くはならない。」

これまで色んな人にそう言われてきた。

私は大の練習嫌いで、そんな私から言わせてもらえば、「一日で強くならないなら練習はしない」である。

中学生のある日、仮説を立ててみた。「一日でも強くなれるんじゃないか。」

その日からちょっとずつ自分なりに工夫してみた。「これから一週間、左足は絶対継がない。」その次は「小手面に対して小手胴を打てるようになろう」、「引き小手を覚えよう」という風に。この頃は「一週間に一つ」とか「次の試合までに」というように漠然と自分に課題を与えていた。

相変わらず練習は嫌いだったが、「技の練習」や「地稽古」のときには自分の剣道を改善していく面白みが感じられるようになっていった。そうやって徐々に物事を高めていく楽しさのようなものを学んでいったのだと思う。剣道が一番嫌いだったのが小学生の頃で、一番好きだったのが大学生の頃なのだ。大学生の頃は自主練までするようになっていた笑。

今なら確信を持って言える。

「剣道は一日で強くなる。」

そのためには自分の剣道における課題をいくつもいくつも頭の中にインプットして、それを克服するための稽古をすべきだ。私も最初からそれを分かっていたらもっと強くなれただろう。誰もが膨大な改善点を持っている。「一日一つ」と言わずに一日に3つ4つ、それを克服するような稽古をしよう。

例えば、

「飛び込み面のときは左足を継がない」

「小手打ちは刺すように、右手首を返さない」

「小手面に対しての面のタイミングをつかむ」

「引き逆胴を打つための鍔迫り合いでの崩しを試す」

これだけでもう4つだ。誰もがまだまだ多くの改善点を持っているだろう。ところが、毎日の「なんとなく」の稽古で課題は置き去りになっている。意識だけで必ずその日のうちに生まれ変わることができるのだ。

おすすめなのが、自分の剣道を分析して、改善点を細かく、具体的に、無数に(多ければ多いほど良い)書き出してみることだ。それらの改善点のうち、どれがもっとも重要なのか、どういう順番で克服していけば理想の剣道に近づくのか、上達ルートを作成すること。

そして、方向性が定まったなら、練習あるのみだ。今までの稽古とは見違える成果が得られるだろう。