読むだけで強くなれる剣道ブログ

大学まで全国区だった元剣士が剣道を理論的に分析するブログ。剣道の上達法、使える技をご紹介

文武両道

私は剣道推薦で大学まで進んだ。なので、これまでテスト形式の入試というのを受けたことがない。それどころか、大学までほとんど勉強というものをしたことがなかった。
小学生の頃は宿題を勉強ではなく「作業」としてやっていた。中学ではテスト前だけ教科書を読み、ノートにポイントを少しまとめる程度。高校では完全にゼロ勉を貫き通した。それでも中学まではなかなかだった笑。上位4分の1ぐらいだったと思う。しかし、高校の頃はゼロ勉がポリシーだったので、下から一桁になったりしていた笑。数学は0点も何回か経験した。
なぜゼロ勉にこだわっていたのかというと、高1の時点で、自分は剣道で大学に進めるという自信があったからだ(アホだ)。剣道部はアホ集団だったが、先輩たちは次々と有名な大学に進んでいった。それも、勉強している人たちよりも遥かに偏差値が高いところに、である。
そして、その自信は現実のものとなった。
3年生のある日、先生が「○○大はどうか?」と聞いてきた。
私は「そうですね~、、、いいとは思ってます。」と肯定を含んだ曖昧な返しをした。
「わかった。じゃあ電話しとくから。」
(え!?)
次の日、「電話したぞ。大体決まったから。」
これで入学が決定した。
一応、剣道実技の「セレクション」という審査があるが、それは単なる表向きのものなだけで、実際は受ける=受かる、なのである。
同級生たちは「お前は楽に大学決まっていいな。俺は今から勉強だ。」と、何度も言われた。
その度に私は心のなかでは「アホなことを言うな」と思っていた。
勉強と剣道。大変で難しいのはどっちだろう。苦しいのはどっち?頭を使うのはどっち?
私は分かっていた。剣道で成功することの方が勉強の10倍大変で、難しく、苦しく、頭を使う、ということを。
はっきり言って、学校の勉強なんて「やりさえすればできるようになる」という程度のものだ。普通の人が普通にやればできる。
しかし、剣道は違う。「毎日やる」「頑張る」は当たり前。「普通にやる」は最悪で、「いかに人と違うことを考えるか、工夫するか」が問われる。しかもそれには教科書がなく、自分で情報を得るための知恵と勝つための論理的思考が必要となる。なおかつそこに血を吐くような肉体的苦痛が加わってくる。
「お前は楽に大学決まっていいな。」そう言う奴はアホだ。しかし、もし「大学に行くために剣道をする」という人がいたら、その人は更なるアホだろう。

そして本日の問い。勉強はすべきか?
私の意見は「絶対にすべき。」
理由は、簡単だから。
剣道と比べたとき、そして、仕事と比べたとき、勉強は遥かに楽で簡単だ。しかも学歴や資格があれば一生ものの通行手形となる。つまり、勉強しておくだけで、金が将来、ジャブジャブ懐に入ってくる(という確率が高くなる)。こんなお得なものはない。
そして、自分の剣道を勉強によって占うことができる。
人より2倍も3倍も工夫して効率のよい勉強をしよう。人より緻密に戦略(計画)を練ろう。そして、人と違うやり方が絶対。そうすれば勉強も剣道に似てくる。「物事を高める」「結果を出す」という過程を、剣道より難易度が低い勉強でまずは試してみるのである。

ちなみに、私がもし中学生か高校生にタイムスリップしたら、工夫しまくって、「授業中だけ勉強して学年何位になれるか」を実験しますね。これは楽しそう!