読むだけで強くなれる剣道ブログ

大学まで全国区だった元剣士が剣道を理論的に分析するブログ。剣道の上達法、使える技をご紹介

場末の街のマツコ・デラックス

先日、とある温泉宿に遊びに行った。職場の同僚が近くの街の出身で、ハイキングで自然を満喫し、温泉に入り、飲みに出る、という最高の休日を提案してきたのだ。

私は自然が大好きだ。最近は街で遊ぶより、もっぱら自然遊びか運動。海に行ったり山に行ったりバーベキューしたり筋トレしたりサッカーしたり。そっちの方がよっぽど楽しい。それプラス、温泉&酒。これ以上の休日の過ごし方はないだろう。

 

プランどおり、仲間とともに山でハイキングをしてバーベキューで肉とビールを堪能した。疲れた体に温泉は最高だ。そしてその後、飲みに出る。

飲んでいるときも、かなり満足度の高い休日を過ごしているとは思っていたのだが、それと同時に「100点満点ではない」というのも薄々感じていた。

そう、女性がいないのだ。

数時間飲んだあとに、「キャバクラに行かないか」と私は提案した。女の子と喋りたくてしょうがなくなってしまったのだ。

女性というのは最高だ。雄大な山々よりも柔らかく私を包み、青い海よりも心躍らせてくれる。温泉よりも心をほぐし、酒よりも私を酔わせる。それが女性というものだ。

 

私たちは早速、温泉街でキャバクラを探し始めた。しかし、その寂れた温泉街には私達が想像する、二十歳そこらのキャピキャピした女の子が働くキャバクラは見当たらなかった。「諦めてスナックにしようか」と話していたところ、「多国籍バー」的な、何やら面白そうな店を発見した。「ここ行くしかないでしょ。」私は仲間を強引に引き連れ、その店に入ることにした。

店に入り、ソファに座る。横は一人分、空ける。男一人につき女の子が一人付いてくれるようだ。私に付いてくれたのはフィリピン人の子だった。他はフィリピン人がもう一人にブラジル人とロシア人。正直、私に付いた子を含め、皆そんなに可愛くない。しかし、外国の話を聞くのが好きな好奇心旺盛の私はそれなりに楽しめた。

 

こう書いていると、これが「剣道ブログ」というのを忘れそうになるので、剣道家にとっても為になる話をする。

フィリピン人というのは皆、お尻がプリプリだ。上にプリッと上がったお尻は日本人の敵うところではない。筋肉的には、この部分は中殿筋と大殿筋の上部。陸上のスプリンターのようなお尻をフィリピン人はなぜか皆が持っている。この機会に私はその秘密を解き明かそうと思った。予想ではその答えは「姿勢」にある。フィリピン人は皆、姿勢が良い。膝をスッと伸ばし、胸を張る。重心は拇指球の延長線上に頭蓋骨が乗る形の完璧なつま先重心だ。この姿勢で歩くと、歩幅が大きく、お尻の筋肉をフルに使う動きとなり、日常生活でもプリケツが作られていく。反対に日本人は、肩をすくめ、後ろに体重を預けた踵重心。これが日本人の身体つきのショボさの根源だと思う。

「なんでフィリピン人はお尻がプリプリなの?姿勢とか気にしてるの?」

「気にしてるとかじゃないよ!ママがメチャクチャ怒ってくるよ!私、たたかれてたよ!」

「・・・・マジ??皆そうなの??」

「全員そうよ!フィリピン人、子供のときから姿勢、直されるよ!」

やはり姿勢は大事だ。そして、それこそがアスリートの筋肉を作り、女性として(男性でも)美しくなる秘訣なのだ。私も更に日常生活から姿勢を意識しようと強く思った。(このあたりの考察もいずれ記事に書きます。いつになるか分かりませんが・・・)

 

しばらくして、女の子が交代になった。次はどのような子が付くのだろう。

すると、奥の休憩室からドデカい女性がドスドスとこちらの方に歩いてきた。バイトのウエイトレスか?そう予測したのだが、意外にも彼女は私の横に座った。

「マツコ(仮名)です。よろしくお願いします。日本人です(笑顔)。」

体重は80キロぐらいあるだろう。もう、マツコ・デラックスにしか見えなかった。

よく、可愛くない女性に対してぶっきらぼうな態度をとる男がいる。私はそうは絶対にしないようにしている。誰とでも楽しくコミュニケーションを取る。その方が自分も楽しいし、相手も楽しんでくれるからだ。ひょっとしたら、そのような子が本当に自分にとってプラスになる情報を与えてくれるかもしれないし、何より、その子を介して他の可愛い子と知り合えるかもしれない。

そして、その子は述べたような「プラスの情報を与えてくれる子」だった。

海外旅行経験が豊富で、英語・スペイン語・中国語を自由に操り、外国人の友達も豊富。そのお店で働いているのも、先日まで家で引きこもりがちになっていたのをフィリピン人の友人に無理矢理「働け」と言われ、連れてこられて始めたのだと言う。

外国語は旅行のついでにお喋りしながら覚えていったらしい。会話の節々に知的さが垣間見える。私も英語のレベルを上げたいので、色々な学習法を話し合った。彼女の方も当然、痩せたいとは思っているらしく、様々なボディメイク術を私に聞いてきた。何しろ、こちらはボディメイクに関してはプロに近い域なのだ。しかも、夏の時期は例年、体を完璧に整えるのが私の年間ルーティン。「すごいすごい」と私の体を褒めてくれた。こんな感じで会話は盛り上がり続けた。

 

話しているうちに、1つ2つの疑問が浮かんだ。

「なぜこんなに太っているのか」

「実は・・・顔立ちは相当きれいなのではないか」

一つ目の疑問には彼女は答えてくれなかった。おそらく、何かしら相当ショックなことがあったのだろう。完全な「ショック太り」ということだけは教えてくれた。元は普通の体型だったのが、一年でこんなにも太ったらしい。

そして、二つ目の疑問。「昔の写真、スマホにない?」「あるよ~(笑顔)」「見せて」「はい、これ」

「・・・!!!」

そこには一人の美女の姿があった。90点ぐらいはある美女だ。

 

(これは・・・!再び痩せたらこの子は美女に戻るのだ・・・!!!痩せるのを私がサポートしてあげよう!逆に英語は教えてもらおう!いい関係だ・・・!!!実にいい関係だ!!!)

 

このようにして、私は一人の女性と知り合ったのである。彼女が痩せていく過程を楽しみに見守っていこうと思う。