読むだけで強くなれる剣道ブログ

大学まで全国区だった元剣士が剣道を理論的に分析するブログ。剣道の上達法、使える技をご紹介

担ぎ面=( X )面

またまた更新が途絶えてしまった。これでは有言不実行男だ。

読者の方には本当に申し訳なく思っております。おそらく2月ぐらいから仕事が楽になると思う(今回は確定的に)ので、2〜3月は週に2本ぐらいアップしていきます。

おそらく、週に2本アップして何ヶ月か頑張ったら月に10万PVぐらいいくと思うのです。これが個人的な目標にもなりますので頑張ります!

今回は真面目に、技の解説をしていきたい。今回のテーマは「担ぎ面(かつぎ面)」だ。まず、題名の( X )に何が当てはまるかお分かりだろうか?担ぎ面を言い換えたら?ということである。ちなみに、これが分かる人はこれ以降の内容を読む必要はないと思う。

 

ひとまず、昨年の全日本選手権決勝で、西村英久選手が担ぎ面を使っていた(一本にはならなかったが)ので、その動画と静止画をご覧いただきたい。

www.youtube.com

4:55〜の担ぎ面

 

静止画↓

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一足一刀の間合いの攻防から、

 

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左に担いで、

 

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そこから面に出る。

 

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内村選手はギリギリで防ぐ。

 

 

これが一連の流れだ。

ここで、( X )の答えを言っておくのだが、

担ぎ面=小手見せ面(小手フェイント面)が正解だ。

「左に担ぐ」という動作は小手の初動と同じなので、相手に小手を防御させておいて面を狙う、というわけである。今回の静止画でも内村選手は完全に小手を防御している。

 

担ぎ面のポイントについて。

最大のポイントは「一挙動」で打つことだ。フェイントの担ぎと面打ちを一連の流れとすること。これを「二挙動」つまり、「1・2」の動作で打ってしまうと、「はいはい、フェイントですね」という感じで簡単に防御されてしまう。「小手か!」と思わせたときにはすでに面に乗っているイメージで打ちたい。

この一挙動を実現するためには上の西村選手の静止画が素晴らしいお手本となる。上から2つ目の静止画の右足をご覧いただきたい。担いだ瞬間、すでに右足は床を離れている。面を打つために右足はすでにテイク・オフしている状態だ。

この技、練習する際はもっと大げさにやった方がいいだろう。右足を離陸させて(つまり、足は面打ちをスタートさせて)そこから踏み込むまでの瞬間に、手元は一度担いで面に伸びる。こうやって練習すれば、すぐにモノにできると思う。

そして、頭に置いておくべきなのが、あくまで「担ぎ」というのは「小手のフェイント」であるということ。なので、担ぎの軌道は小手打ちの軌道に似せるべきだ。私の場合は、「担ぐ」というよりも剣先を裏に一瞬置きにいくようなイメージを持っていた。そうすることで、コンパクトな小手打ちの軌道のフェイントが実現できた。

また、この技はシンプルに見えるかもしれないが、実は超大技だ。決めるときは頭を真っ二つにしたんじゃないかと思うぐらい気持ちよく決まる。しかし、読まれた場合や相手が万全の体制のときに繰り出すとカウンターをもらうこと請け合いである。一試合に一度、多くても二度ぐらいに留めておいたほうが良いと思う。

 

というわけで、今回の解説を終了する。

あ、当然ですが、キレのある小手打ちを持っていてこそ、この技は脅威になります。少しでも手元が上がったら切り込める小手、それと、この担ぎ面は脅威のコンビネーションですね。中学生とか、このコンビネーションだけで勝ってる奴もたくさんいました。あと、やはりこの技を実現させるためには継ぎ足のない飛び込み面が打てるかどうかです。この技こそすべての根源です。このブログの第一回目に継ぎ足のない飛び込み面について書いたのはそこから色んな技が派生していくからですので、まだ読んでない方は最初の投稿を読んでみてください!