読むだけで強くなれる剣道ブログ

大学まで全国区だった元剣士が剣道を理論的に分析するブログ。剣道の上達法、使える技をご紹介

強いやつに憧れるな

剣道を続けていると「剣道界マニア」のような人間によく出くわす。そういう人は色んな有名剣士の剣道の強さや戦績、私生活に詳しい笑。

これは、「全日本選手権などに出場する超有名剣士に詳しい」ということだけではなく、県内の中学生で強いやつ、高校、大学・・・ローカル単位でその人達に詳しい人間というのがよくいる、ということだ。

私は昔からその思考がよくわからなかった。その人が憧れている「県内の強いやつ」というのはどう考えても憧れの存在なんかではなく、自分が勝つべき対象のはずだ。だから、「◯◯は県内ではかなり強い。でも、こことここが弱い。こうこうすれば多分勝てる」という風に、倒すべき対象としてその剣士を見るべきだ。

はっきり言って、そういう系の剣士は実力、メンタル共にレベルが低いことが多い。憧れの対象と試合をしても勝てるはずがないからだ。また、思考もストップする。「あいつの面ヤベ〜」これで終わりだからだ。そうではなくて、「あいつはこういう打ち方してるのか。この部分だけは真似してみよう」とか、「でも、あいつこの技打てないな。だからこうこう攻めていったら・・・」など、あくまで分析対象であるべきだ。

ちなみに私の経験ではだんだんとそういう思考になっていった。中学生の時に「あいつつえーな」と思っていた奴も高校になれば「あれ、こいつこんなもんだったっけ?」となり、大学では全国各地の「たしかにあいつはなかなかやりよるわ」という奴とチームメイトになった。そういう奴でもスーパーの値引きシールが貼られるまで買い物をしないような小さな奴だったりする笑。

だから、もしあなたが全く実力のない剣士だったとしても「憧れ」は持たない方が良い。その方が絶対に早く上達する。勿論、剣道に礼儀は必要だが、これは格闘技なのだ。だから、強い気持ちと冷静な頭脳を持って剣道に取り組むべきだと私は思う。