読むだけで強くなれる剣道ブログ

大学まで全国区だった元剣士が剣道を理論的に分析するブログ。剣道の上達法、使える技をご紹介

「出鼻」「相打ち」を制する超シンプルなコツ

”今日は応じ技について書いてみようかな”

何となく、そう思った。これまでの記事と重複する内容ではあるが、”もし剣道を習ったばかりの小学生に教えるなら”と仮定して、このコツが一番分かりやすいのではないかと思うので、ぜひ読んでほしい。意外と、大人も分かっていない気がするので、幅広い層の剣士に向けての内容になると思う。

 まず、以下に有名選手の応じ技、相打ちを制した瞬間の静止画を3つ載せた。

Q. 彼らの動作にはある共通点がある。それが何か、ひとまず考えてほしい。↓

f:id:Bekon:20160505180251p:plain

右・宮崎正裕選手。相面の瞬間。

 

f:id:Bekon:20160413214528p:plain

右・梶谷選手。こちらも相面を制した瞬間。

 

f:id:Bekon:20160326202548p:plain

左・勝見選手の出小手の瞬間。

 

f:id:Bekon:20171109231056p:plain

右・内村選手の出小手。


これらの共通点がお分かりだろうか。考えてほしい。

正解は、

「相手より先に踏み込む」という点だ。つまり、打突時、右足が床に着くタイミングが相手より早い、ということである。

これは、とても単純なことだが、出鼻・応じ技を制するために最も分かりやすい説明だと思う。そして、この単純な理屈はほとんど全ての相打ちのシチュエーションで法則通りになるのだ。「相面」「出小手」はもちろんのこと、「相手が出小手を狙ったにも関わらず面の方に旗が上がった」というシーンもこの原則通りとなっている。

なぜそうなるのか。これは下半身と上半身、もっと言えば”つま先から剣先まで”の動きというのは連動するからだ。先に踏み込めば剣先も、つまり打突そのものも相手より先、となるのである。

しかもこれは、結構な筋力差、瞬発力の差があっても簡単には抗えない論理だと思う。よくいる「ヒョロヒョロで、応じ技に頼り切っているくせに割と勝つ」という剣士というのは、この法則にはしっかり従って試合をしている(彼自身が理屈を理解しているのか、感覚でやっているのかは分からないが)。

とても単純なコツなので、ぜひとも明日から実践してほしい。超シンプルなのだが、この法則を知らなかった剣士は明日から剣道がガラリと変わると思う。また、「全然応じ技が打てない」という剣士は本当に明日、変身するだろう。

 

※ちなみに今回の内容は過去記事とも重複しております。この記事を読んだ後にこれらも読んで頂ければ、それぞれの技の具体的なコツがより理解できると思います。↓

出鼻技(出頭の技、応じ技) カテゴリーの記事一覧 - 読むだけで強くなれる剣道ブログ