読むだけで強くなれる剣道ブログ

大学まで全国区だった元剣士が剣道を理論的に分析するブログ。剣道の上達法、使える技をご紹介

“謙虚”とは

私は日本人というものは“謙虚”であると思っている。これこそ日本人の一番の長所であり文化の一部だと思う。

私の趣味は旅行なのだが、外国人と話すとき、「where are you from?」というフレーズから会話がスタートする。日本人であることは本当に幸運で、「Japan」と言えば必ず「Nice country 」「Beautiful place 」とお褒めの言葉をいただく。おそらく他国ではこうはいかない。日本の文化、芸術、自然、国民性、製品、サービス、多くのものが世界各国に知れ渡っている。以前チリ人と会ったとき、「チリではマンガ・アニメのOtakuが社会問題になってるんだ。でも日本は全てが完璧な国だと思うね」と言っていた笑。地球の裏側でもこんな感じなのだ。

そして「日本人はとてもpoliteだ」「respectableだ」とも言ってくれる。例えばフィリピンのセブ島が良い例だ。この島には東アジア各国から英語留学の生徒が集まっているのだが、日本人の人気度はピカイチだ。反対に韓国人はびっくりするほど嫌われている(発展途上国の人達を見下す人が多いらしい。我々日本人にはその発想は無い。誰に対してもむしろこちらがへりくだる笑)

とにかく我々はこんなにも素晴らしい文化を持っているのだから、これに逸脱する行動は慎むべきだと思う。

 

剣道に関しては?

個人的に思うところがある。

剣道の世界はおそらくどこでも「来るもの拒まず」だと思う。普段の稽古でもよくOBや出稽古剣士が訪れる。私の中学~大学は全て、彼らが来たら一年生が「防具を持ちに行く」「並べる」「片付ける」という”仕事“を行なっていた。

私は自分がOBになったとき、後輩にそれらの仕事を一切させなかった。なぜか?私にとって稽古はあくまで自分のためのものであり、修行中であるという姿勢を崩したくなかったからだ。そういうことを後輩に任せたら自分が堕落するのではないか、勝てなくなるのではないかというジンクスを感じていた。出稽古のときは、他校の一年生が「やらなかったらしばかれるんです」という表情を見せたときは任せるしかなかったのだが笑。

そしてもう一つ。OBや出稽古者はなぜか地稽古だけを行う。これに関しては子供の頃から「なぜなんだ?彼らは自分が強くならなくていいと思っているのか?」と感じていた。おっさんの中には「稽古をつけてやっている」「来てやったぞ」という顔をする人も少なくなかった。それにイラつくことも多くあったわけだ。だから、母校での稽古や出稽古は全てフルメニューに混ぜてもらうようにしていた。後輩からは「〇〇先輩はフルメニューこなすのか!」とキモがられていた。しかしそれは稽古終了と同時に充実感へと変わる。そして後輩はおそらく私の姿勢を尊敬してくれていたと思う(多分)。

 

自分の考えや行動というのは時が経てば変わることも多いのだが、今回書いた内容に関しては今になっても間違っていなかったと思っている。向上心を持ち、頭も体も酷使したあの日々を私は誇りに感じている。そして、三十代となった自分がもし現役であったとしても変わらずそうするだろう。